城生野の文化祭訪問
今朝起きて見れば10センチの積雪。
まだ冬はおわらないね~。
でもお昼を過ぎれば降った分はすっかり消えて
やはり春の雪です。
昨日と今日、築館の城生野(じょうの)地区で、地区民
が開催する文化祭があるということで行ってきました。
城生野自治会館です。栗原市築館の最北端、
金成と栗駒に接する冨野地区にあります。
私もいつも地区内を走る4号線を通勤路にしていますが
ほとんど訪れたことはありませんでした。
でもここが西暦700年代に日本の建国を左右した場所。
だった伊治城跡だったんですね。
それについてはまた別途お話しましょう。
この文化祭が素晴らしかった。
自治会間の中は、地区民のみなさんが趣味でこしらえた
展示品でいっぱいです。
既製服が着れなくなっちゃいそうな婦人服や可愛い人形。
ニャンコに癒されます。
パンクラフトって言ったかな。
地区の子供たちもいっしょに作った自然の素材と粘土を使ったアートです。
素朴な森の風景を作っています。
ドングリを使った小人でしょうか、表情が良いですね。
子どもたちが顔を描いたそうです。
会館のステージの上には雛壇飾りもありましたよ。
おひな様たちも地元のみなさんの手作りのようです。
りっぱですね。
吊るし雛もありました。
今週末から始まる栗駒岩ヶ崎の「商家のひなまつり」を思い起こさせる
きれいな吊るし雛でしたよ。
もう一つ、内容のあった展示は、伊治城のあった城生野のらしい
朝廷軍と当時東北を治めていた蝦夷(えみし)の戦いを紹介していました。
いつの時代でも権力を持った者はさらにそれを広げたがるもので、
自分たちと文化の違うものは野蛮だとか、礼儀の無いものだとか
難癖をつけそれを排除しようとするんですね。
東北はその後の藤原氏の滅亡でも虐げられてしまうんですね。
城生野の皆さんはその闘いの歴史を創作神楽として残しました。
素晴らしいですね。当時の東北人の悔しさ無念さを後世に残してほしいですね。
他にもたくさん地元城生野の皆さんの作品で楽しませてもらいました。
多彩で多芸な人たちが地域にたくさん居るんだなと
教えてもらいました。
いつまでも来訪者が絶えない会場。
また来年おじゃましますね。