栗駒山の里だより kurikomaya.exblog.jp

今在る故郷の風景を残しておきたくて


by 栗太郎
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2015年 10月 06日 ( 1 )

盲目のたぬき

おとといの日曜日。
たまの休みなもので、あちこち走り回り用事をこなします。
お昼に家に戻ってきたら、近所の休耕田に何かがいます。

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おお~!まっ昼間からたぬき君じゃありませんか。
たぬきはこの辺じゃ珍しくもないけど、昼間から出てくるのは珍しい。

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午後もあちこち用事を済ませ、やはり近所の畑に目をやると・・・
なんか居ますよ。

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おお~、やっぱりたぬき君だ。
不思議なことに、写真を撮ろうと私が近寄っても逃げません

足音、カメラのシャッター音がする方に顔を向けるのですが
私の姿に驚くこともありませんし、何かを見つけたという様子も有りません。

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そうだ、春にも逢ったことがあるたぬき君だ。
わが家の生ごみ捨て場に居て、そっと近寄って私の方を見ても気付かないので
音を出したらあわてて逃げて行ったたぬき君だ。
その時、おそらく目が見えないんだろうなと感じました。

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私の気配にやっと逃げ出します。
冬毛におおわれ始め太って見えますが、中身は細っているのかも知れない。

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だれか分からないけど、いじめないでね。
なんて思っているのでしょう。
この後、静かに立ったままの私のすぐ足元を通って藪の中に入って行きました。
やはり全然見えていないようです。
全盲の野生動物が過酷な自然の中で生きていられたのが驚きです。
目を補う鋭い四感と知力で生きてきたんだね。
更に厳しい冬、なんとか生き延びてほしいです。
野生動物ですから、かわいそうだからってむやみに餌をあげちゃいけません。

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そんな私とたぬき君の一部始終を愛息子さんぽは庭先で見ていました。
「父ちゃん、あのたぬき君は怖くないの?」
「おまえには悪さしないから安心していいよ」
「ふ~ん、わかった」

つくづくさんぽは幸せ者です。






by kurikoma-photo | 2015-10-06 22:13 | わが家の情景 | Comments(4)