栗駒山の里だより kurikomaya.exblog.jp

今在る故郷の風景を残しておきたくて


by 栗太郎
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2015年 09月 01日 ( 1 )

8月29日の土曜日は栗原市産業まつりが大盛況に開催されましたが、
お隣のエポカ21では、栗原市の将来のための貴重な研究発表化が有りました。

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栗原市と慶應義塾大学が共同で研究しました
「グリーン社会ICTライフインフラ」の市民に向けた発表会です。
題名はちょっと難しいが、
地球温暖化による気候変動がどのように発生するかを市町村単位で予測し
それによる日常生活の変化や災害の発生にどのように対処してゆくかを研究したものです。

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栗原市の場合は高齢化も進んでいる上での対処法も考えなくてはいけません。
健康医療の研究の講演では、
高齢者へのアンケートをもとに地域性も探ります。

余談ですが、栗原市は全国でも上位に入る女性の元気な地域とか。
うんうん、なるほど!

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観客のみなさんも和やかに聴いています。

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気候変動の研究の講演では・・・
一言で地球温暖化と言ってもそれによってもたらされる気候変動は地域によってばらばらである。
市町村単位で発生する気候変動を予測し、それに向けた対応をすることが大切だ。
なるほど、そうですよね。

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気候変動について興味のある私、
講演後、講師の白特任准教授からさらに詳しく説明を受ける私です。
(写真は私のカメラで市役所企画課の担当者に撮ってもらいました。ありがとうございます。)

たとえば栗原市金成の場合として21世紀後半までの月別降雨量の予測を見せていただきました。
温暖化で夏の降雨量は多くなりますが、冬の降雪量も多くなり冬は寒くなってくると予想。
すごいピンポイントでの予測ですよね。
もっともっと詳しく予測したいが、スーパーコンピューターの「京」(けい)
の予約がなかなか回ってこなくて~との悩み。

この気候変動によって起こりうる大雨や大雪による災害に備えるため
緊急時の情報通信システムの研究により整備されたのがこれ・・・

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衛星通信をもとにした「災害情報緊急ホットラインシステム」です。
これまでのパソコンなどまで使える衛星通信システムはアンテナを設置するだけでも
専門の技術者が何時間もかけて設置していた。
慶應大学の植原准教授らが開発したシステムは
特に技術を持たない人でも20分以内で設置できるという優れものです。
岩手・宮城内陸地震でその必要性を感じ開発し、
東日本大震災では被災地で大いに活躍したそうです。

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さらに被災地内では「エリア限定ワンセグ放送システム」と言う
住民への情報伝達システムを開発。
災害時の市民にとっては時には命にもかかわる情報になると思うのですが。
しかし電波法上、市町村単位でシステムの認可制になっているらしく
栗原市では認可をもらっているが、
災害が起きても認可をもらっていない市町村では使うことはできないらしい。
この期に及んで官僚のみなさんの現場を見つめることの無い対応力の無さにあきれるね。


市民もなかなか知ることの無い所で、こんなに貴重な研究が行われていたとは。
慶應大学の先生方に研究していただくなんて栗原市は良い機会をいただいています。
この結果を生かすのは私たち栗原市民ですね。






by kurikoma-photo | 2015-09-01 23:04 | イベント | Comments(6)