ランプの宿、湯浜温泉宿泊記 その2
25日に泊まってきました栗原市花山の国道398号をずっと行って、
秋田県境近い所にあります、ランプの宿「湯浜温泉 三浦旅館」さんの宿泊記続編です。
湯上り後のあったまった体を涼むべく、中庭を散策します。
白く小さなアヤメの花がたくさん咲いていましたよ。
他にもサラサドウダンなどの山の木も沢山有りました.
花はもう終わっていましたが、ご主人のお客さんを楽しませようと
いう心遣いがよく判りますね。
宿のすぐ前にある細い堀。
実は後でご主人に聞いて判ったのですが、
なんとこの堀にホタルが住んでいるんです。
夜になって「ホタル出ましたよ~」と言うご主人の声に駆けつけると
いたんですよホタルが。
平家ホタルのような小さなホタルでしたが、草にすがって光っていました。
ずっと昔から住んでいるホタルだそうです。
二度の震災でも絶えなかった光に感動です。
さてお楽しみ夕食の時間です。大広間でいただきます。
地元で採れる食材がたくさんの夕食の御膳。
イワナの塩焼き、根曲り竹、山菜の天ぷら・・・
どれも美味しそうだ!
ちゃんと冷えた瓶ビールも有ります。このビールがうまかった!
何年ぶりでしょうビールがこんなに美味かったのは。
この日のお客さんは私と、もう一組、福島県からいらしたご夫婦の二組だけ。
話しが弾んで、同じテーブルに私が移動してさらにお話を。
イワナの塩焼きの右下にあるのは、マタタビの実の漬物とか。
愛息子さんぽのお土産にしようかとも思ったが、食べました。
なににも例えられない不思議な味でしたよ。
福島のご夫妻とも話し込んでしまいました。
ビールも美味しくて2本飲んじゃいました。
普段夕飯ではご飯は食べないのですが、この日は食べましたよ。
夜中に腹減ってもなにもないからな~と。
そしたら、ご飯といっしょに「そば団子汁」が出てきました。
これは美味しかった。優しく胃の中に入ってゆきました。
福島のご夫妻もすごく喜んでいましたよ。
食事も済んで、周囲が暗くなるといよいよランプの点灯です。
夜中でも廊下を歩くには充分な明るさです。
私の部屋にも一個点灯。朝明るくなるまで点灯しても構いませんとのこと。
この灯りだけ、携帯も通じない、もちろんテレビも無い。
さて私はどう過ごしたでしょう・・・。
ランプの下で、最近出版された、栗駒山の写真については第一人者の
佐藤貢氏の写真集「栗駒山賛歌」を見させていただきました。
耳に聞こえるのは森の鳥や動物の声です。これ以上の贅沢はありませんね。
そんな時間もつかの間、眠くなってきました。
で9時過ぎ寝ました。
朝5時。
目を覚まして中庭に出ると国道方面には霧が立ち込めます。
まあ今日の予定は特にないのでいいか。とまた二度寝。
その後も三度寝などをしつつ朝食。
三浦旅館さんの特徴は「ごはんが美味しい」。
普段は一杯ですがご飯を二杯いただきました。ごちそうさまでした。
いや~本当に癒されました。
心も体もすごく軽くなったような気がします。
ご主人が、「朝3時半頃アカショウビンの鳴き声が聞こえましたね」
里ではお目に架かれない鳥とか。そういえばなんだか鳴いていたな。
鳥については何の知識もない私。贅沢な経験だったんでしょうね。
帰り道の沢沿いの道。
ヤマツツジでしょうか、見送ってくれたんですね。
携帯も通じない、テレビも無い
都会の仕事に疲れた方、ぜひおいで下さい。
なんともうらやまし~~~~~!!私も絶対泊りに行こう!!とまた心に決めました!!しかも他に福島のご夫婦だけとは!!また贅沢ですね~~普段から都会に住んでる訳じゃないけど、そんな静かなところで美味しいものとビールなんて最高ですね。アカショウビンの鳴き声もわかんないけど、そう教えられてみたい…
栗駒山に登らなくても、ここにいただけで山気分満載なので十分ですね。
とてもいい情報ありがとうございます。行きたい妄想だけでわくわくしてしまいます(笑)
私も念願の湯浜温泉さんに泊まることができました。一人だと迷惑じゃないかと予約できないでいました。新聞で東日本大震災の放射能汚染の風評被害が収まらず、客足が伸びないことを聴き、行ってきました。
週末にもかかわらず、宿泊は私を含め二組だけ。静かなのはいいのですが、これでは大変です。少しでも宣伝できればと思います。
温泉も、周りの森も、食事もビールもいいですよ~!。何より、ランプしかない一夜が
最高に癒されます。ぜひ行ってみてください。
栗駒山の須川コースなど登った後に、汗を流しに寄るのもいいですよ。
三浦旅館さんは二度の震災から立ち直り、元気に営業されていました。
ランプだけで一夜を過ごす、癒しの一夜になりました。
東北の雄大な自然の中にある湯浜温泉にぜひおいで下さい。